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2004年2月17日 (火)

突然変異的によかった「プラネテス」13話

前に、非常に否定的に書いてしまった「プラネテス」だが、新年早々の13話(1/10放送)「ロケットのある風景」は劇的に内容がよくなっていて感心したというか、びっくりした。

「ToyBoxが壊れたため、地球の実家へ里帰りすることになったハチマキ。同じく地球へ帰るユーリとタナベもハチマキの実家にやって来る。ハチマキの母・ハルコに迎えられ居間でくつろぐ一行。そこへハチマキの弟・九太郎の作ったロケットが突っ込んできた。ロケット作りに励む九太郎にユーリは声をかけるのだが…」(公式ホームページより引用)

基本的には原作どおりの話である。ただ、原作ではユーリと九太郎の心のふれあい。そして、ユーリが自分の過去を振り切るまでを追う、という話だったと思うが、アニメ版では、さらに「久しぶりに会った地元の友達から恋人同士と誤解される」ハチマキとタナベ、というありがちなエピソードを挿入。この二つの異なる流れを切り返しながら描くことで、大きな事件がない日常のエピソードでありながら、単調になることを避けている。
そして、過去を振り切ったユーリと新しい関係に向かいつつあるハチマキとタナベがまた宇宙に飛び立っていく、それを祝福するかのように、また「俺も後を追うぞ」といわんばかりの意志を込めた九太郎のロケットが打ちあがる。スペースシャトル?からそのロケットを見つめる3人というラストシーンまで、20分のテレビサイズとは思えないような凝縮された見事な内容だった。

やることがないのか、月で忍者が大活躍、といった噴飯もののエピソードを作っていたのと同じスタッフとは思えないような出来である。シナリオはいつもの人なので、そのへんは不思議なのだが、絵コンテが新しい人だったのが何かいい効果を生んだのだろうか。

しかし、これでやっと本線に戻って盛り上がっていくのか、と期待したところ、次の話では、またまた以前のスチャラカ調のストーリー・演出に戻ってしまっていて、がっかりした。
15話以降はまだ観ていないのだが、何とか13話で見せた「格調」を取り入れて、軌道修正してほしいものだと切に願う次第である。
とにかく、今放送中のアニメの中では、本格SFの可能性がある一番手なのだから。

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