« 星野之宣SF作品集成1 CONTINENT 『バトルブルー』復刊!! | トップページ | 1999年2月までの日記 »

2008年12月27日 (土)

1998年9月までの日記

しばらくの間、過去の原稿の整理と再録を行う。

取り急ぎ初期の日記類

○月×日 ペーパーポート導入

 職場を変わったのを契機に、長年の問題だった「紙の書類のパソコンによる整理」に取 り組むこととする。
 方法は、ドキュメントスキャナーの導入だ。つまり、紙の書類をイメージデータとして パソコンに片っ端から取り込んでしまおう、という目論見である。実は、同じ大学の先輩 で某新聞社勤務の人から、NHKの領収書とか貯金通帳まであらゆる「紙」をノートパソコ ンに取り込んでいるのを見せられて、いつかマネしようとねらっていたのである。
 さっそく、新宿ヨドバシカメラで偵察。どこぞのメーカーのスキャナーがなんと「5000 円」で売っている。心が動く。定番のペーパーポートは3万4000円程度。早速パソコン情 報整理の師であるF氏に電子メールを送る。返事は「形は似ていても機能が全然違うので ペーパーポートを勧めます」とのこと。
 で、即決でペーパーポート(STROBEというカラー対応の新製品、奮発して名刺OCRソフ ト付きの上位バージョン)を購入した。

 まだ、そんなに使い込んではいないが、なかなかよさげである。とにかく、紙の書類や 手紙・名刺を受け取ったら、とにかく取り込んでしまう。パソコンマニアは、机の上は整 理できないが、パソコンの中は整理する、という鉄則は生きており、昔やっていた封筒に よる「超整理法」より、なんぼかましな印象。

 ただ、このまま、考えなしに取り込み続けるといずれファイル検索の問題で行き詰まる のは明白。取り込んだ時に、忘れずにキーワードを入力しておくのがコツなのだが、この キーワードの付け方がなかなか難しい。その場しのぎでやっていると、絶対検索不能にな る。名刺に関しては「ファイル名はデフォルトのタイムスタンプをそのまま使用」「キー ワードは会社名と姓をひらがなで入力」と決めたのだが、それ以外はちょっと悩んでいる 。

 なお、注目の名刺OCRはちょっと実用には使えない感じだった。OCR用には解像度を上げ てスキャンする必要があるので、時間がかかるし、その割には認識率もよくない。イメー ジデータのまま処理したほうがよさそうだ。

○月×日 フラッシュメモリによるデータ連携を模索

 いままで使っていたシンクパッド535は会社に置きっぱなしにし、持ち歩き用にはレッ ツノートミニを買った。

 ここ数ヶ月は、「データの同期のいちばんいい解決法は同期しないことだ」という鉄則 にしたがい、シンクパッドを常に持ち歩くようにしていた。だが、ペーパーポートやCD-R OMなど、つなげるアイテムが増えるにつれ、持ち出しの時の手間がたいへんになってきた ことと、さすがに1.8キロは肩と首が耐えきれないようになってきたのが、ミニ購入のき っかけである。

 ミニそのものには、液晶のドット落ち以外はおおむね満足しているのだが、突如浮上し たのがデータの同期問題である。

 前の会社では、デスクトップとシンクパッドのシンクロに一時挑戦していたことがあり 、その時はLANでの接続をメインにしていた。

 しかし、今回はノート同士なので、もっとスマートな方法が使える。ひとつは赤外線だ 。シンクパッドに付いていたトランジットという赤外線ファイル交換ソフトを使って、必 要なフォルダをシンクロさせようというアイデアである。ところが、短時間のテストでは そもそも接続自体がまだ成功していない。もう少し研究が必要である。

 本命が、フラッシュメモリーカードによる、データの一元管理だ。これは、東芝を取材 したとき教えてもらった方法で、大容量のPCカード型フラッシュメモリに連携が必要なデ ータをすべて置くことにして、パソコンを替える時は、カード自体を引っこ抜いて次のパ ソコンにさしてしまうという方法だ。「同期しないのが一番」という考えにそったシステ ムで、非常に好ましい。

 デジカメ用の4Mのコンパクトフラッシュにアダプタを付けて試験運用しているが、な かなか快調だ。ただし、問題は価格である。メールのデータやニフティのログまで入れよ うとすると40とか60とかの容量がほしくなるが、ちょっと手が出ない金額になってしまう 。特に、ニフタームや電信八号(インターネットメーラー)は、本体と同じフォルダにし かログやメールを置けないため、フラッシュで運用するためには、本体ごと置くことにな ってしまい、容量を一段と食うことになる。

 悩んでいても仕方ないので、とりあえずやりくりしながら使うことにして、20M程度の カードを購入する予定だ。

○月×日ペーパーポートでデスクトップFAX

 4月に会社を替わったのを契機に、パソコン環境の大刷新を行った。その目玉がペ ーパーポートの導入である。ペーパーポートとは、上でも書いたが、ドキュメントスキャ ナと呼ばれる製品で、紙の書類を片っ端からイメージデータとして取り込んでしまおうと いうものである。
 まだ、机の上の書類をすべて解消するというわけには至っていないが、思わぬ副産物が あった。
 会社が田舎のほうにあることもあって、何かというと「じゃあ、後で地図を送りますよ 」というケースが多い。ところが、これが結構面倒なのだ。地図のコピーを探しだし、「 ○○様」などと書いてFAXまで移動して送る。これだけではあるが、1ボールペンとか で相手先を書き込むとその紙は使えなくなってしい、もったいない。2必要な時に限って 地図が見つからない。3そもそもFAXのところまで移動するのが苦痛だ。
 で、ペーパーポートの出番である。予め会社の地図をペーパーポートでスキャンしてお くと、地図のサムネールをFAXのアイコンにドラッグするだけで、後はFAX番号を入 力するくらいで勝手に送れてしまう。デジタルデータの醍醐味は「使い回し」にあるのだ が、地図はその典型ともいう例。これだけでも導入の意味があった。ただ、マイクロソフ トFAXは信じられないほど使いにくいソフトなので、何とか市販のFAXソフトに替えた いのだが、ショップで見ると妙に高いので手が出ないのが悩み。

○月×日 ドット落ち問題その後

 論説として「液晶ドット落ち」問題をあれこれ問題にしたが、私のレッツノートミニ自 体は、全然別の形で解決してしまった。
 まず、購入後、1週間もしないうちに、次のような深刻な不具合が発生してしまった。
1 ウィンドウズ95上で使っていて突然画面がフリーズしたりブラックアウトしてして   しまう。そのまますべての操作を受け付けない。電源のランプは点灯したまま。
2 その後、リセットスイッチで単純に復帰する場合と、リセットスイッチ自体がまっ   たく効かない場合がある。
3 リセットスイッチが効かない場合は、電源コードを抜きバッテリを抜いてから、再   度電源を入れると復帰する。
4 こういった「突然の停止」と「起動不能状態」は、必ず起きるわけではない。
ただし、レジュームからの復帰の際に頻発する傾向がある。
 自力では、どうにもならないので、修理に出すしかない。ショップ(ラオックス)に持 っていくか、松下のサービス窓口に出すか悩む。ラオックスには悪い印象を持っていたが 、「良品交換なら理論的にショップしか受けないはず」「そもそも日曜日以外は行けない 」という理由で、ラオックスに持参することにする。
 とはいえ、この手の不具合はショップの店頭で再発するとは限らないので「あなたの使 い方が悪い」とか言って追い返されたりしたらどうしよう。いやラオックスの今までの対 応を考えると十分あり得る。うまく不良品と認めさせても、修理扱いで何週間も待たされ るに違いない。そうなったら、今度こそ「はらだち日記」(雑誌「特選街」の)に投書し てやる。などと心は乱れる。
 前回(液晶ドット落ちのクレーム)の時と同じ人がいたらイヤだなあ(何しろ「ラオッ クスでは二度と何も買わない)と啖呵を切ったもので)と思いつつ、今度はキャッシャー ではなく、「ノートパソコン相談窓口」なるところに持っていく。整理券方式なのだが、 待っていたはずの人がみんな帰ってしまっていたようで、すぐに順番が回ってくる。
 説明をして、現物を渡す。担当者は何を言うわけでなく、淡々と操作を始める。
案の定再発しない。ところが、彼はじっと黙ったままたあれこれいじり続ける。立ってい るのが疲れたので、自販機コーナーのイスに移動し持参したマンガを読む。延々30分後、 「○○さん」と名前を呼ぶ声。
「故障を確認しましたので、交換します」と一言。あっさりした結末にうれしいやらとま どうやら。「突然落ちちゃったんですよ」と言いながら彼は、新しいミニを持ってきて、 あれこれ手続きをしてくれる。今度は、ウィンドウズの名前の登録も勝手にやってくれた うえ、バンドルの増設メモリも代わりに装着してくれるというサービスぶり。
 ラオックスへの悪印象が一気に解消(?)したという次第。
 ちなみに、この交換後のマシン、すこぶる快調で、しかも液晶のドット落ちは0である 。「液晶ドット落ち」「突然フリーズ」とトラブルに続々遭遇し、「ノートパソコンを購 入するのは実にリスキーだなあ」と思っていただけに、現在の快適さがうれしい。
※ちなみに今回の不具合は、ニフティのFPANAでは、「例の現象」として非常に話題にな っている。かなりの確率でミニの起動不能状態は起こるらしいのだ。

○月×日 「簡単WEB」で98のデータを救出成功!!

 今の職場には、エプソン486GFという98互換機がある。DOSのデータベースソフト「桐」 で制作データの管理をやっていたのだが、今は全社を挙げてマック環境に移行したため、 まったく使われていない。しかし、データ自体は貴重なものなので、なんとか救出したい と思っていた。
 いったん自分のシンクパッドまで持ってくれば、ウィンドウズ版桐でデータコンバート してエクセルのファイルにするなり、いろいろ方法はあるわけだ。問題は、ひとつ一つの ファイルが何メガもあるので、フロッピーでは移動できない点。こういう場合、方法はい くつかある

  • 1.圧縮した上分割してフロッピーで運ぶ
  • 2.シリアルケーブルでファイルをやりとりできるツールを使う
  • 3.LANを使う
  • 4.何らかの大容量メディアを接続する

 さんざん考えたのだが、1.や2.は面倒、4.は経費がかかりすぎるということから、LAN 接続に挑戦することにした。ウィンドウズ95同士なら簡単だが、DOSが相手(しかも98) となるとよく考えなければならない。そこで思いついたのがメルコのLANカードに付属し ている「簡単WEB」というソフト。これを98側に入れ、メルコのホームページからダウン ロードできる「WEB95」というソフトを95(シンクパッド)側にインストールすれば、フ ァイルのやりとりが可能になる。
 念のためパソコンLANの権威O類(正体はいずれ明らかになるであろう)にメールで問い 合わせる。「セキュリティが一切ないですけどよいですか」との由。今回は全然問題ない 。早速、秋葉原に飛び、メルコのLANカードLGY-98J-Tを税別7800円で購入。出費はこれだ けだ。
 結論から言うと大成功だった。WEB95はIPX/SPXを使うので追加しておく必要があるが、 それ以外にソフト的な設定で困る点はほとんどない。一発接続であった。LAN関係でここ まで簡単なものは他に例がない。タイトルに偽りなしである。メルコ偉い!!
 むしろ問題だったのは、486GFにLANカードを挿した時点でのハード的な設定だった。な にしろ挿した途端にまったく起動しなくなってしまうのだからまいった。O類にきこうか と思ったが、自力であれこれ試してみる。本屋で98関係の書物を探すが、なんと全然売っ ていない。「INT(割り込み。ATで言うIRQ)がバッティングしているのでは」と思いつく のに2日かかった。原因としては、SASIとSCSIの2枚のボードが刺さっていたため、どっ ちかがLANカードのデフォルトである「INT0」を使っているということのようだ。結局、L ANカード付属の設定ソフトでINTを変更して事なきを得た。
 かつては、「DOSバスター」の名をほしいままにしていた私だったが、ブランクがある と辛い。それにしても今さら(ウィンドウズ95どころか98まで出たこの世紀末に)PC98の 割り込み設定で苦労するとは、貴重な体験をさせてもらった。

 


|
|

« 星野之宣SF作品集成1 CONTINENT 『バトルブルー』復刊!! | トップページ | 1999年2月までの日記 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/15545/43542286

この記事へのトラックバック一覧です: 1998年9月までの日記:

» 桐箪笥タンスの販売修理情報ネットナビ [桐箪笥タンスの販売修理情報ネットナビ]
桐箪笥タンスの販売修理削り直し情報のことならお任せください [続きを読む]

受信: 2009年1月11日 (日) 17時37分

« 星野之宣SF作品集成1 CONTINENT 『バトルブルー』復刊!! | トップページ | 1999年2月までの日記 »